東京の人間関係に距離がある理由

東京の人は厚いバリアで身を守る 東京について

東京に住み始めたときは、東京の人と接するときの距離感が分からなかったのですが、1年が過ぎてなんとなく適切な距離が分かるようになりました。

東京では人間関係に一定の距離を保つのが暗黙のルールになっているようです。こちらが一方的に距離を縮めようとしても、好ましい反応が返ってきません。なぜだろうと考えていくと、都会特有のバリアに気付きました。

東京はバリアが分厚く、地方はバリアが少ない

東京の人、もしくは東京に長くいる人は、社会的なバリアを身につけています。人と接するときに、そのバリアの状態で接するので無反応になりやすいのです。

その分厚いバリアに覆われた反応に慣れていると、地方の人や東京に来て間もない人と話す機会があるたびに、その無防備さに心奪われます。バリアが薄くてダイレクトに素の反応が返ってくるからです。

そのことから、東京の人がいかに社会的なバリアを身に着けているかを感じます。

都会の人 = バリアが強くて、奥の方に素が隠れている
地方の人 = バリアが薄くて、いつも素の状態

都会とバリアの厚さが比例するので、東京が最もバリアが分厚いのです。

大阪にも中心部は都会バリアがありますが、同時に人との関わりを楽しむ文化が存在しているため、バリアはさほど厚くありません。地方に行くほどバリアの必要性はなくなるでしょう。

私は大阪から東京に来た当初、人の無反応さが疑問でした。地方から出てきた人の多くは感じることではないでしょうか?

社会的なバリアを身に着けると自分を守れる

東京の人がバリアを身に着けているのは下記の理由が挙げられでしょう。

  • 人に騙されない、利用されない
  • 人と浅い関係トラブルを回避できる
  • 人は人、自分は自分という意識が強い

東京は人を利用して自分の利益を考える人が多くいます。あからさまに悪い人はすぐにバレてしまうので、表面上やさしい雰囲気を醸し出しているケースがほとんどです。

嫌な目にあった人は、自分がされたことは誰かにしていい、それが都会で生きる術だと思いがちです。その連鎖があり隙のある人は標的にされるのです。

そうした社会で自分を守る術として、人に隙を見せない振る舞いや、人との距離を保つ必要があるでしょう。それがバリアを身に着けるということです。

バリアによって身を守り嫌なことを回避できます。その分、人間関係は薄くなりますから、諸刃の剣です。人間関係が薄くても、都会にはそれ以上の便利さがあり生活には困らないのです。

東京の人は冷たいといわれる理由

とくに初対面の人とは警戒をするために、無反応になりがちです。そのバリアの存在を知らないと、冷たい反応が返ってきていると思いがちなのです。

東京の人間関係は相手を探りながら接していき、自分にメリットがある場合はバリアを弱めて素を出そうとします。メリットがないとバリアのままです。かなり合理的です。

私が感じるのが、東京生まれで東京にずっといる人は、常にバリアを張っているのが標準になっているので、素の自分とバリアが一体化している印象を受けます。

同じ東京に住んでいる人でも、地方育ちで東京に来ている人は、後でバリアを身に着けるので、どちらも使い分けしている印象があります。そのバリアは張りぼてだったり、欠陥があったりして機能していないこともありますが。

東京では友達はできない、仲間はできる

東京で人間関係が難しいことばかり書きましたが、東京には夢や目標をもった人が全国から集まってきます。人が多いので、誰とでも人と関わる文化は存在ません。隣の部屋にどんな人が住んでいるかも知らないでしょう。

東京は競争社会であるため、頑張り次第で成功することができます。目的なく人と関わるより、自分を磨いていくことに価値を置いています。

心のベクトルが自分の成長や成功に向いていて、人との触れ合いには無関心な人が多くいます。地方のずっと仲良くという価値観ではなく、成長や成功したい人に向いていると痛感します。

心の触れ合える友達はできにくのですが、同じ方向性を持った仲間はできやすいのです。東京の人間関係の理解にお役立ていただけたら幸いです。

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