地方に行ってみると都会の便利さが分かる

地方に行ってみると、都会の便利さが分かる 地方に行く

よく地方出身の人と話すと、「地方は何もなくて不便、都会はなんでもあっていい」とよく聞きます。

私は中規模くらいの地方出身で今は大阪に住んでいます。もちろん大阪は都市ですから便利です。便利さを享受していると、何もない地方の生活ってどうなのだろう?一度、不便さを味わってみたいという妙な興味が湧いてくるのです。

また、ひとつの選択肢としてゆくゆく地方移住の可能性もわずかに視野に入れて、どれくらいの都市であれば生活できるのか体験すべく、兵庫県の地方都市をレンタカーで回ってみました。

地方と田舎の基準

地方と田舎の境目は曖昧だと思います。いろんなグラデーションがあるでしょうが、大体のイメージはこんなところではないでしょうか。

  • 地方=人口の少な都市
  • 田舎=都市機能がなくて、田んぼがある

なぜか人と話すとき「田舎」というと、ネガティブなイメージも含むことがあり、「地方」というと、イメージがよくなります。そのため田舎も含めて地方とします。

地方の雰囲気

地方に行くと都会とは雰囲気が違うことが五感を通じて感じます。

  • カエルの鳴き声の大きい
  • 草の独特のにおい
  • 道が暗い
  • 歩いている人がいない
  • やっぱりお店がなくて、何にもない
  • きっと仕事も少ない

都会では味わえない感覚、発見があります。

地方は刺激がない

私はレンタカーを人気の少ない場所に停めて、車中で1泊しました。その間、誰一人として道を歩いている人はいないのです。もしここに住むと、どんな生活になるのだろう…と想像してみると、刺激が少なくて、すぐに飽きるだろうと思ったのです。

一人でできる仕事や勉強など、集中して取り組む場合は捗るかもしれません。のんびりと暮らしたい方には適しているでしょう。各自の生き方によります。

私はいくらかの刺激は必要なタイプみたいで、退屈になるという反応だったのです。

車がないと生活ができないと実感

人口の少ない地方に行くと、本当になにもなくて、コンビニが数キロごとにポツリとあるくらいです。カフェも飲食店もありません。

スーパーに行くにも自転車で行ける距離は限られるので、よく「車がないと生活できない」と言われることに実感します。

地方は選択肢が限られている

生活に必要なお店として、スーパー、コンビニ、ドラッグストア、飲食店などがあるでしょう。中心部に行けばそれぞれお店がありますが、選べるほどはありません。

そのため、何をするにも強制的にその店を利用することになります。一方で選択肢が限られることで、必然的に関係性が生まれるとも言えます。

都会は人間関係が軽薄になる傾向があり、地方は濃厚になる傾向があるのは、そのためでしょう。

都会は恵まれている
大阪は、スーパーもコンビニもカフェも複数店もあるので、どの店に行こうか自由があります。やはり恵まれているのです。1泊2日の小旅行を終えて大阪に戻ってきたとき、痛感しました。
本来、都会は人が住みやすいようにできています。よほどの理由がない限り、便利な都会を離れる必要はないと実感しました。

住むなら車を必要としない都市が便利

それでも都会を離れたいなら、車が必要ない都市であれば十分生活は成り立ちます。
地方に行けば行くほど、家賃は安くなりますが、車やガソリン代がかかると安く生活できるわけではありません。

ベストに感じるのは、車を必要としないくらいの都市。人口で言うと10万人~30万人くらいで、自転車で生活必需品を揃えられるくらい栄えている街です。

まとめ

そうは言って、結論として都会は便利だということ。そして、何か特別な理由がない限り地方に住むのはおすすめしません。

ただ、都会にいると都会の便利さが当たり前に思えてきます。そこで、時々地方に行ってみて、不便さを味わうことで、都会の良さを再確認できるとおもうのです。一度、時間のある方は、1日だけ地方に行って過ごしてみてはいかがでしょうか。