大阪のマナーの悪さ

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2020年12月に東京から大阪に2年ぶりに戻ってきました。それまで長年住んでいたとはいえ、久々に味わう大阪は新鮮に感じます。そして、2年間離れていたからこそ気が付いたこともあります。それはマナーの悪さです。

大阪の嫌な一面なのですが、それを理解すると許せるようになると思うのです。この記事は、東京の感覚に慣れた視点で大阪のマナーを紹介していきます。

大阪はいい加減な街

車や自転車の運転は、マナーの意識が顕著に現れます。東京で歩いていると、交差点などで車は必ず止まってくれて道を譲ってくれます。時々、譲らなくてもいい距離でも譲ってくれて申し訳ない気持ちになることもよくありました。

対して大阪は、車は基本的に止まってくれるものの、少しでも大丈夫そうなら止まりません。東京の感覚に慣れていると、危ない目に遭いそうになります。

自転車も同様で、けっこうなスピードで突っ込んできます。せっかち(気が短い)な人が多いのもあり、譲り合いの精神は少なめです。

ごみのポイ捨てや不法投棄が多い

大阪の街中を歩いていると、道に捨てられているゴミが目立ちます。喫煙所みたいな場所がないため、街中でたばこを吸っている人がポイ捨てしているのでしょう。

不法投棄も多くて、街中から少し離れると家電製品や自転車が捨てられています。回収されていないだけかもしれないけど、そういうのを見るたびにマナー意識の低さを感じます。

雨の日に自転車で傘をさすのは普通

自転車に乗るときに傘をさすのは交通違反です。さすべえを使っても違反です。

東京では、雨の日はほとんどの人がレインコートを着て自転車に乗っています。私が東京で衝撃を受けたひとつですが、傘をさして違反している人は少数なのです。

大阪では、そのルールがあいまいになっているのか、ほとんどの人が傘をさしています。着替えるのは面倒なのでしょう。あまりにも傘をさす人が多いため、取り締まりもゆるくなるのかもしれません。実質問題がないと思えば、ルールをきっちり守ることはあまりしません。

電車では並ばないのが普通

東京は人が多いので秩序が保たれるようにきっちり並ぶのが普通になっています。大阪は並んでいる風にまばらに並んでいます。

電車内で混んでいるときは、東京はほとんどの人がリュックを前に背負い直すのに対して、大阪はリュックを前にする人は少ないです。電車に乗り方も大阪のアバウトさがうかがえます。

全体的に東京がキッチリしているだけかもしれませんが、大阪は何事もいい加減に過ごしています。マナーの意識の違いの表れですね。

相手に土足で入り込むこともしばしば

日常生活でいい加減だったとしても、慣れると問題ではありませんが、人間関係でマナーが悪いことは精神的に嫌になることはあります。

大阪のコンビニで単発のバイトをした時のこと。スプーンをつけ忘れただけで、「これ手で食べるんか?」と嫌味ったらしく言う人や、相手の支払方法が「~ペイで」と聞き取れずに「はい?」と聞き返しただけで、軽く舌打ちしてイライラする人もいるのです。

東京ではイラッとしてもスマートに対応してくるが、大阪では露骨な態度を示してくるのです。この傾向は顕著にあります。

大阪は人との距離が近くて、はっきりと意見を伝える文化があるから、不満もストレートに伝えてくるのです。ごく一部ですが、そういう人は口や態度が悪い場合が多くて印象に残りやすい。

人は我慢すると精神的によくないから健全な文化の裏返しでもあるけど、相手の立場を考えずに振舞う傾向も見受けられます。よく大阪はガラが悪いといわれるのはこのためでしょう。

何の配慮なく土足で入り込んでくる人に遭遇すると、大阪の悪い面が出ているなと思うのです。(私の繊細さも加味しています)

大阪は全体的にアバウトで人との距離が近いのが特徴です。社会のルールに縛られずに自然体で生きているので、嫌な人も親切な人も両極端に分かれやすいのです。悪い方に転んでいるときは厄介なだけです。

関西以外の他府県の人は、その免疫が少ないかもしれませんので、あらかじめ知っておくと対処しやすくなります。