平成初期の女性歌手は個性的だった

個性炸裂していた歌姫たち ノンジャンル

街中のお店や飲食店にいくと、平成初期に流行っていた歌が流れているときがある。懐かしい記憶がよみがえってほんわかした気持ちになりますが、よく歌詞を聴くと過激な内容が多いことに気が付くのです。

平成初期に登場する歌手は、ピン(1人)が多くて、自分で歌詞を書くのが基本でした。さらに作曲もするシンガーソングライターが多かったから、歌い手の世界が強く反映されているのです。歌詞は恋愛に関する内容が多く、昭和の恋愛至上主義のなごりが残っています。

平成も二桁になる頃は、アイドルグループが出現するようになりました。平成9年にモーニング娘。を皮切りに、平成17年にAKB48が登場して大人数のアイドルグループが活躍するようになりました。

時代の多様性と共に、売れる歌手が変化していったのです。

  • 平成初期:1人or少人数 歌い手の価値観や恋愛観が色濃く表現されている
  • 平成半ば:大人数 歌詞の意味よりもリズムやメロディを重視した楽しい雰囲気

平成初期の歌手は個性的だったのに対し、平成半ばのグループは全体としての在り方に変わっていきました。

それでは、平成の初期に流行っていた歌手で印象的だった歌詞を紹介します。

超上から目線 久宝留理子

代表曲1「早くしてよ」

作詞:久宝留理子 平成6年リリース CD売り上げ:44.3万枚

「早くしてよ なにしているのよ 何様のつもりなの」

どストレートに罵倒してくる、なんて高飛車なのでしょうか。

代表曲2「男」

作詞:久宝留理子 平成5年リリース CD売り上げ:51.1万枚

「だいたい実は男なんて あまったれて情けなくて
だいたいいつも男なんて 自分勝手で頭にくる」

高飛車を通り過ぎて、強烈な男性批判に至っていますね。ここまで言われると気持ちがいいです。まいりました。久宝留理子さんはこの歌詞をパワフルに歌いこなしていてカッコよすぎた。

メンヘラ気質満載 大黒摩季

代表曲1「ら・ら・ら」

作詞:大黒摩季 平成7年リリース CD売り上げ:133.9万枚

振り返れば恋ばかりで つい自分を忘れてた
これから私 何をどうして 生きて行けばいいんだろう…
(省略)
ずっと ずっと ずっと 一緒にいようね

ずっと一緒に…、依存心だらけで、恋愛依存の様子がうかがえますね。

代表曲2「あなただけみつめてる」

作詞:大黒摩季 平成5年リリース CD売り上げ:123.6万枚

あなただけみつめてる 独りで待つ二人だけの部屋
あたなの微笑はバラ色の鎖 行けっっ!!夢見る 夢無し女!!

バラ色の鎖…、これもうガチですね。重度のメンヘラ気質を兼ね備えております。

大黒摩季さんは、その歌詞とは裏腹にロック調で歌うから、かっこよさの中にどことなく可愛さが両立していた。

孤独感 浜崎あゆみ

代表曲1「A Song for ××」

作詞:浜崎あゆみ 平成11年リリース 収録曲のアルバム売り上げ:145.1万枚

居場所がなかった 見つからなかった
未来には期待出来るのか分からずに
(省略)
一人きりで生まれて 一人きりで生きて行く
きっとそんな毎日が当たり前と思ってた

孤独感をそのまま表現されていて、さみしかった幼少期がありのままに浮かんできます。

代表曲2「immature」

作詞:浜崎あゆみ 平成11年リリース 収録曲のアルバム売り上げ:256.2万枚

孤独で何も見えなくなったんじゃない
もう何も見たくなかったんだ
(省略)
僕らはきっと幸せになるために
生まれてきたんだって
思う日があってもいいんだよね
この瞳に映るものが全て
キレイなわかじゃない事を知っても

孤独感からくる心の葛藤を絶妙に表現しています。(一般的には代表作ではありまんが)

浜崎あゆみさんのデビュー当時は、等身大の姿をそのまま歌詞にするスタイルでした。孤独でありながらも強く生きようとする姿勢が印象的で、応援したくなる存在でした。
当時は同世代の間で共感を呼び、社会的流行になっていました。

興味のあるかたはYouTubeで

知っている世代は年に数回聴くと懐かしくて楽しめると思います。知らない世代も新鮮に感じるかも知れませんね。

YouTubeでそこそこの回数が再生されているので、見る人も多いのでしょう。私はそれらの世代だったせいか、個性的な歌手に魅力を感じます。

コメント