人の生まれもった気質として、感覚が繊細な人とそうでない人がいます。最近、HSPという言葉をよく見聞きするようになり、繊細な人が全体の2割ほどいることが理解されてきました。日常生活で生きにくさや疲れやすさを感じる人は、HSP(繊細さん)に該当する可能性が高いと思います。
HSPは4つに分類に分かれていますが、それを知っても役立ちにくいでしょう。自分がどういう状況で疲れるかを知ると対処しやすくなります。
私と人と関りが多いと疲れてしまう傾向があり、少しずつ生活を改善してきました。この記事は私の対処法ですので、似たような症状の方の参考になれば幸いです。
人間関係は限界を知ってセーブ
私は人と関りが多いとすぐに疲れます。人と会うときは1時間がちょうどで、それ以上になると疲れます。2時間が限界でガス欠になります。にぎやかな場所や、話し声が聞こえてくるカフェも疲れるので、なるべく近づかないようにしてエネルギーを温存しています。
元々のキャパが少ないのか、人と関わると情報量を多く受信するのか分かりませんが、すぐにキャパオーバーになるのです。
だからと言って、人間関係がゼロでは生きていけません。ほどよく人間関係はセーブして、必要な人とだけ会うようにすると疲れにくくなってきました。
人と関わった後は、整理する時間
人と関わった後は何もせずに、ぼーっとしていることが多くなります。すぐに気持ちを切り替えることができなくて、その人と話したことや自分が感じたことを整理する時間が必要です。
目安として、1時間人と関われば2時間はなにもしないインターバルの時間が必要です。当初は、切り替えができない自分が嫌でしたが、仕方ないこととして考えられるようになりました。人と会った後は予定を入れないようにして、ただ回復を待ちます。
人によってこの時間がゼロでも平気な人が多いようですが、不思議でなりません。この時間も人によって異なると思いますので、自分のインターバルを知ると整理の時間に当てられます。
仕事は自分が疲れないことを基準に
以前に人と関わる仕事をしていましたが、疲れがひどくて仕事が終わってから毎晩ぐったりしていました。継続すれば慣れると思いきや、疲れは溜まる一方だったのです。
環境で人は変わると言われますが、性質は変わらないと知ったのです。それ以降は、人とかかわりが少ない仕事を選びストレスは少なくなりました。
仕事選びの基準を自分が疲れないことにすると、上手くいくようになったのです。
人と関われる時間は決まっている説
人の睡眠時間はそれぞれ決まっているようです。7時間くらいの人や9時間必要な人、5時間で充分な人もいます。必要な睡眠がとれないと疲労が回復しません。
人との関りも同じで、その人の一定時間を超えると疲れてくるのです。私は1時間と短いですが、それを超えなければ平気です。もちろん、誰とどのように関わるかによって変動はします。
女性の人はおしゃべり好きな人が多く、人と関われる時間が多い傾向にあると思います。自分の疲れる時間を知っておくと、それを超えないように工夫することができます。
活動と休憩のペース
疲れていたら活動はできません。何もしない時間は非生産的であるように感じていましたが、活動するために休憩は必要です。
人によって活動できる時間が異なります。自分が活動できるペースを知り、疲れたらしっかり休憩するに限ります。休憩が多いと焦りますが、それが自分のペースならそれでよいのです。
休憩中は何もせず新たな情報も入れません。休憩でもスマホを触ると疲労回復にはならないでしょう。意識して何もせずただ休憩します。休憩が上手になると、効率よく回復して活動もしやすくなります。
過去の自分に向けて書いたような内容でした。
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